小川倫生

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 ■小川倫生 (おがわみちお)
1974年栃木県鹿沼市生まれ。
5歳からクラシックピアノを始めたという彼が、アコースティック・ギターを始めたのは14歳の時だ。すぐにオリジナル作品を作り始め、宅録によるレコーディングも開始したという。90年にプライヴェート・レーベル「Greenwind Records」を設立し、幾つかの自主制作テープを発表。94年、20歳の時トラディショナル・デュオ「Rhymer」を結成、同時にライヴ活動を始める。

そして、1998年12月 自主制作のファーストCDアルバム『太陽と羅針盤』を発表する。同アルバムを聴いたドイツ人ギタリスト、ピーター・フィンガーに認められ、彼が主宰するレーベルAcoustic Musicよりリ発売された日本人フィンガースタイル・ギタリスト5人によるオムニバス・アルバム『Acoustic Guitar Made In Japan』に『太陽と羅針盤』より3曲が収録される。当時、ピーターは「若き日本人ギタリスト、ミチオ・オガワを知った事は、大きな驚きだった」と語っていた。

98年に『太陽と羅針盤』のソロ・デビューCDを発売して以来、『スプリングサインズ('01)』と『ナイト・ジャスミン('03)』の3枚のソロ・アルバムをリリースしている。

リットー・ミュージック刊の「アコースティック・ギター・マガジン」誌17号で名だたるギタリストを紹介する「フィンガースタイリスト」のページに紹介され、同号には彼の作品の音源とタブ譜も掲載。中川イサト氏、岸部眞明氏、住出勝則氏等、先輩ギタリスト達とのライヴ共演したり、多くのアコースティック系ミュージシャンとコラボレートするほか、ラジオ番組のパーソナリティーを務めたりと、多方面で活躍している。その色彩豊かなメロディのオリジナル作品は、聴く者の心を和ませ、温め続けている。 [2003年、プー横丁店主 POOH]

その後、06年に『PROMINENCE』、10年には初CD化となる『雪夢: YUKI YUME + 3』を発表している。最新アルバムは、2012年にリリースされた『Si Bheag, Si Mhor -シーベグ・シーモア-』。 [追記: 2012年9月]

2019年に傑作アルバム『
冬の言葉』を発表。98年のデビューCD以来、13年間を費やして辿りついた小川倫生のソロ・ギターの世界が、新たな境地に辿りついた事を示すファン必携アルバムである。 [追記: 2021年5月]


小川倫生の最新アルバム!!
◆小川倫生 / Live - April 14 , 2001 ('21)         CD-1007 \2500+消費税
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◆小川倫生 / 冬の言葉 ('19)        CD-1006 \2500+消費税

  All 10 tracks:  モノディー/ 北極星の航路/ Song for Micheal/ Red Antelope/ hidamari/ 真夜中に降り出した雨/ 冬を告げる/ シリウス/ 歌の行方/ 無限の青の中で/
■ソロ7枚目となる小川倫生(おがわみちお)のニュー・アルバム。前作『Si Bheag,Si Mhor-シーベグ・シーモア-』から7年ぶり、オリジナル作品集としては2006年の『PROMINENCE』からなので実に13年ぶりの新作である。
ソロのフィンガースタイル・ギターの作品が中心であるが、時おり彼自身が奏でるアップライト・ピアノやアナログ・シンセNord Lead 2が更に彼の作り出す音楽に溶け込み、より豊潤な「音の世界」へ聴く者を誘う。実に味わい深い10曲が収録された傑作アルバムだ。10曲目に収録された「無限の青の中で」での小川自身によるピアノも素晴らしい。全面的にお薦めしたい傑作と申し上げよう。 
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◆小川倫生 & 伊藤賢一 / LAST TRAP ('15)
        CD-1005 \2500+消費税

  All 10 tracks:  Sagitarius/ 旅の座標/ Reynardine/ Nine Apple Seeds/ Updown Highway -中国自動車道に捧ぐ-/ Last Trap Blues/ The Water is Wide/ Night Jasmine/ Quantje suis mis / Tourdion/ Jock O'Hazeldean/
■小川倫生と伊藤賢一の繰り広げるインタープレイが、現代から14紀を遡る同世代の2人のアコースティック・ギタリストが、初めて放つデュオ・アルバム。息遣い、鼓動、タイミングを計る足音・・・スタジオ一発録りの緊張感の中、2人から発せられる音がダイレクトに伝わる。

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◆小川倫生 / Si Bheag, Si Mhor -シーベグ・シーモア- ('12)
        CD-1005 \2500+消費税

  All 13 tracks: Si Bheag, Si Mhor 3:20]/ Carolan's Ramble to Cashel 3:23]/ Blind Mary 2:35]/ Captain O'Kane 4:34]/ Carolan's Draught〜Planxty Irwin 4:50]/ Slip Jigs (Wink and She'll Follow You〜Hardiman The Fiddler) 3:46]/ Interlude? (Lennie) 2:19]/ The Clergy's Lamentation〜Extention? 4:20]/ Lord Galway's Lamentation〜Extention? 6:22]/ Interlude? (Fawn) 2:03]/ Squire Wood's Lamentation on the Refusal of His Halfpence 2:41]/ Mrs. Power (O'Carolan's Concerto) 2:44]/ Eleanor Plunkett 3:03]/ ■ギタリスト小川倫生の独自の解釈がオキャロランの音楽に新風を吹き込んだ。満を持して放つオキャロラン作品集。この1枚に伝統と革新が邂逅する。 ※買い物カゴでのオーダーは、コチラ


◆小川 倫生 / 雪夢: YUKI YUME + 3('10)     CD-2001 \1905
+消費税

 Produced: Michio Ogawa; Michio plays acoustic guitar, piano, and pennywhistle; All 12 tracks: Admission Free/ Brownie/ 積雪/ 雪夢〜長雨 - It's Still Raining/ Glenlivet/ Sea Song/ Daniel The Spider/ Mapleleaf〜White Wreath/ Bonnie At Morn'/ Bonus Tracks: White Dress/ Black Riverbank Song/ True Blue/ ■98年に『太陽と羅針盤: SUN AND COMPASS』でアルバム・デビューした小川倫生が、それ以前にカセットで制作した幻のアルバム『雪夢』を新たにオリジナル・テープからリマスタリングし、当時の未発表作品3曲もボーナス・トラックとして追加した全12曲を『雪夢: YUKI YUME + 3』としてCDで復刻。各トラックは今から約14年前に録音されたとは思えぬ既に一級品のプレイであり、手間ひまかけてリマスタリングされた「音」のクォリティも納得の内容である。特に11分を超える大作「雪夢〜長雨 - It's Still Raining」は、彼が2006年に発表したアルバム『PROMINENCE』で再演されているのだが、それと比べても遜色がなく、彼のソングライティングにおける非凡さを示した1曲といえよう。1995年12月から翌1996年2月までの小川倫生という類い希なミュージャンの足跡を捉えただけでなく、今リイシューして再び世に問う価値の有るアコースティック・ギター・アルバムが我々に届けられた事をファンの1人として本当に嬉しく思う。全面的にお薦めしたい。
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◆小川 倫生 / PROMINENCE('06)     CD-1004 \2857
+消費税

 All 7 tracks: Prominence(3:07)/ レンズと太陽(5:08)/ 雪夢 長雨 | It's still raining(14:27)/ 東からの雨雲(4:41)/ Wild Horses(5:16)/ Choral Dorien - Jasmine Sweet - Emission of ACFTS(7:48)/ North-Bound Waltz | 北に向かう列車(3:57)/ ■小川倫生(おがわみちお)の新譜CD、通算4作目。発売以来、毎日のように聴いている。20代最後に発表した前作『NIGHT JASMINE』から3年、30歳になってからの幾年かが過ぎ、その間のアーティストとしてのキャリアや1人の人間として経験など、彼の存在の全てを注ぎ込んだかのような豊潤な「アコースティックな音の世界」が拡がる。粒揃いの佳曲が並んでいるが、特に「雪夢 長雨 | It's still raining」は最大の聴きモノだろう。この曲のオリジナル・レコーディングは、ちょうど10年前、CDアルバム・デビュー以前の20代初めの彼が自主制作したカセットアルバム『雪夢(ゆきゆめ)』に収められたもので、両手タッピングなどハイ・テクニックを使いながらも、それらを用いたフレーズの数々が彼のオリジナル作品に無理なく溶け込み、繊細で表情豊かな音の流れとなって心に染みこんでくる。見せびらかすための過剰なテクなどとは対極の、あくまで自然なプレイなのだ。聴く者のイマジネーションを膨らませる7つの作品それぞれに込められた情景や色彩。それは、『PROMINENCE(「卓越・顕著」の意)』と題された本作までの3年間で著しい成長を遂げた彼だからこそ描くことのできた世界だろう。小川倫生の本作、全面的にお薦めする。
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◆小川倫生 / ナイト・ジャスミン('03)    CD-GWR-1003 \2500+消費税

 All 9 tracks: スターゲイザー(Stargazer)/ アストロノーツ(Astronauts)/ ナイト・ジャスミン(Night Jasmine)/カロランの音楽[メドレー] カロランズ・カップ(Carolan's Cup)〜ミセス・ジャッジ(Mrs. Judge)/ ブラック・キャット(Black Cat)/ スピニング・クェーサー(Spinning Quasar)/ チェルシーグリーンの日々(Chelsea-green no hi bi)/ ジョルジュ・メリエスの月(Georges Melies no tsuki)[Moon 1919]/ ■ソロ3枚目。本作は全曲ソロのフィンガースタイル・ギター作品。アコギ・マガジン17号で音とタブ譜が掲載された「アストロノーツ」も新たに録音されたトラックを収録。前作より更にグレード・アップしたオリジナル作品の味わい深さは、驚くばかりだ。
 
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◆小川 倫生 / スプリングサインズ('01)    2CD-GWR-1002W \2500+消費税

 with 石川容子(violin); All 13 tracks: Collector(DADGAD capo4)/ Miss Eliza Green(DADGAD)/ Magnolia(DADGAD)/ Bob's Popo(DADGAD)/ Maggie's Kitchen Garden(DGDF#AB)/ Almost Summer(CADGBC)/ Two Years Or Three - The Gardener(DADGAD capo5)/ Windy Afternoon(DADGAD capo2)/ The Major Flower Pot(DADGAD capo2)/ Dazzling Blue(DAEFCD)/ Starry(CADGBC capo4)/ Astral Twins(DAEFCD capo2)/ Spring Loops(DADGAD capo2)/ ■2年ぶりに発売された第2作だ。全13曲中8曲が完全なソロ・ギター。残る5曲は前作同様に彼自身によるシンプルなバッキング(グロッケンやウィッスルなど)が加わっている。ゲストの石川容子(ヴァイオリン)は「Maggie's Kitchen Garden」の1曲に参加している。
完売のため長らく入手困難だった本作が『リマスター盤 plus bonus disc』として2枚組紙ジャケ仕様で新装発売された。

≪追記 2016年6月≫ 完売のため長らく入手困難だった本作が『リマスター盤 plus bonus disc』として2枚組紙ジャケ仕様で新装発売された。
音のカケラを拾い集め作った春のモザイクたち。ナイーブなギターが春の野原へと誘う、小川倫生のセカンドアルバムが、制作当時のスケッチ音源や、ハードディスク・クラッシュによって失われ、そのまま忘れ去られた未発表曲のデモ音源をプラスし2枚組としてリイシューされたのである。
 小川倫生のアルバムの中で最も実験的なコンセプトを持ち、謎に満ちたアルバム『スプリングサインズ』の世界がより際立つ、全28曲収録。
 
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◆小川 倫生 / 太陽と羅針盤: SUN AND COMPASS('98)  CD-GWR-1001 \2500+消費税

 with 二澤太郎(ティン・ホイッスル/ノーサンブリアン・スモールパイプス/バウロン), すずきあきら(ルネッサンス・フルート); All 13 tracks: 太陽と羅針盤 (DADGAD capo3)/ 樫の木 (DADGAD capo2)/ Nine Apple Seeds (DADGAD)/ Swan Song (CEDGAD)/ Blossam Time (DADGAD)/ Shy Bear's March (CGDGAD)/ Kathren Oggie (DADGAD)/ Tussie-Mussie (DADGAD capo2)/ Pegasus (C#G#D#EBC#)/ The Old Hand (CGDGAD)/ Niel Gow's Lament (DADGAD)/ Mistral (DADGAD capo3)/ The Jade Dreamer (C#G#D#EBC#)/ ■記念すべきソロ・デビューCD。彼は10代後半の頃から宅録したオリジナル作品のカセットをプー横丁に送ってくれていて、そのオリジナル作品から窺える瑞々しい感性に「将来が楽しみだなァ」なんてノンビリ思っていた。そしたら、デビュー・アルバムとなる本作で、いきなりこんなにも聴き応えのあるソロ・アルバムをしたのだから、本当に「嬉しい驚き」だ。全13曲中10曲が完全なソロ・ギター。残る3曲も2人のゲストが1人ずつ、あるいは彼自身によるシンプルなバッキングのみの音作り。殆どが彼のオリジナル作品で、その作風もヴァラエティに富んでいて聴く者を小川倫生の「音の世界」へ引き込んでしまう。彼の好きなトラッドのカヴァー曲を少し入れたのも正解だ。そして、ジャケットや内部のデザイン&装丁など、細部に至るまでに中味(曲作りやレコーディング)と同様の熱心さと愛情の込もった高いクォリティが貫かれており、CDを買った方がジャケットも何もかも含めて「小川倫生」というミュージシャンを感じ取れるように制作されているのが素晴しい。CDリリース第1弾で、この完成度の高さは特筆ものだ。是非お聴き頂きたい。
 
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