これは、Dolphin Guitars恵比寿店の松下靖弘さんにお寄せ頂いた原稿です。 

 

 

  

プーさんにお話し頂いた時に「私の好きな3枚のアルバム」ということで、"承知しました!"と二言返事でしたが、

これってかなり難しいですね。


 

私の好きな、人生を変えた、何となく気に入っている、などなど色々ありますが、やはり同じ音楽業界に属する

ことになったきっかけ、自分の職種、自分の人生を決めたベスト3ということで、アコースティックギター音楽だけ

に絞ってみました。



 

中川イサト / あいらんど"Shadowy Key"

10代当時、僕らの世代ではエレキブーム&バンドブームで自分もエレキ少年だったころ、友人アコースティック

でこんなことやってるから聴け!、と進められて聴かせてもらったのがこの曲でした。

アコースティック・ギター一本、パーカッシブ&キャッチーなメロディ、これが衝撃的過ぎて、当時フュージョンや

プログレも聴いていましたが、アコースティック・ソロ、一人簡潔でここまで出来るのか!と、ソロギター音楽を

聴くきっかけになったアルバムです。


  

  

岸部眞明 / TRUTH "Kitchen Helper Blues"

楽器業界に入ってまだ数年の頃、店では音楽教室も店内のスタジオでやっていて、10数年前にイサトさんの

後任として、講師として来られたのが岸部さんとの出会いでした。

初めてお店に入ってきたときのことを鮮明に憶えてて、強面の講師の方だな…。と思ってたのですが、この

アルバムを聴いた時にその見た目のギャップ?(失礼ですね(笑)とは裏腹に、なんて綺麗なメロディなんだ!

と感動しました。

この曲は音数とオカズは!どうやってるの?何をやっているのか??というショッキングな曲でした。



  

 

押尾コータロー / 押尾コータロー " 戦場のメリークリマス"

オリジナルの戦メリも素晴らしいのですが、ギター一本でのアレンジでここまで聴かせられる人、また映像で

みても、その激しいタッピング、音数の多さはいつ聴いてもインパクトが凄い。この凄さはやっぱり押尾さんしか

いないんじゃないでしょうか?

この曲を聴いてから押尾さんを知った人、実際にアコースティックギターを始めた方も多いと思いますし、11年

前にデビューして、その当時の音、映像をみたリスナーの中には、押尾さんを聴いてコピーしてプロを目指して、

現在プロとして活躍している人も中にはいらっしゃると思います。

今の音楽シーンに与えた影響力の高さ、そして僕たちの業界にも多大な影響をもたらしていることから、やっぱ

り自分の人生に影響を与えたんだなぁと思う一曲ですね。

 

チョイスだけ見ると、なんか出来レースちゃうんか??とか言われそうですが(笑)いざ真剣に考えても、やはり

この3枚が自分の人生を決めてしまったと言っても過言ではないような気がします。


 

 

プーさんの創業は1973年4月、どうでもいいですが私も1973年3月と、何かご縁があるのかなぁ?と私の生きて

きた同じだけの年数を生業として継続されている、プーさんには敬服致します!

次の50周年の時は私も50歳、忘れませんから!(笑)これからも新しい、楽しい音楽を発掘し続けてください!

末筆ながらプー横丁さんのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

プーさんの益々のご健勝とご発展、ご健康をお祈りいたします。


 

 

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