これは、ソロ・ギタリストの城直樹さんにお寄せ頂いた原稿です。
私の好きな3枚のアルバム プー横丁40周年おめでとうございます! プー横丁さまのお陰で知ることができた音楽も沢山! これからもいろいろな音楽を是非教えてださい! 「太陽風」(中川イサト) 初めて聴いたソロギターのフル・アルバムです。 当時、ギター1本で演奏できるような曲はないかと探していて、 楽譜を先に購入して演奏にチャレンジしていたので、 届いたCDを聴いてみるまで純粋にギター1本の音楽かどうかも知りませんでした。 届いたCDを聴いた時、そこに広がっていた、 ギター1本から繰り出される様々な世界観。 「自分が聴きたかった音楽はこれだったんだ!」 「Aerial
Boundaries」(Michael Hedges) 中川イサトさんの楽譜集や雑誌等でもよく見る名前でしたが、 どうにかして手に入れたいなぁと思っていた所、 初めてこのアルバムを聴いた時、最初から最後まで立ち尽くして聴いていたのを覚えています。 それほどまでに衝撃的で美しい音楽に感化されました。 その数年後に初めてHedgesのライブ映像を見ることができたのですが、 当時の音楽仲間の家へ押しかけ強制的にビデオの上映会をしたのを覚えています(笑)。 出会う前に亡くなってしまったことが本当に残念でなりません。 私にとっては永遠のギターヒーローです。 その後、10枚近く同じアルバムを購入しています。(笑) 「Legs to make us
longer」(Kaki King) Frame という曲から始まるこのアルバムはKaki
Kingの2枚目のアルバム。 またアルバムのアートワークも曲のイメージやアルバム全体のコンセプトを上手に表現していて、 分かりやすい一本のメロディラインがあって歌えるようなギターが多くの人に好まれるのは理解できますが、 言葉にならない感情やメロディで表せない音響空間など、 正しくギターの”インストゥルメンタル・ミュージック”だからこそ出来た世界がそこにはあります。 いつかはこんなアルバムを作ってみたいと思う一枚です。
楽器屋さんでこのアルバムの楽譜を発見して先に楽譜を購入しました。
全く演奏方法等も分からず、後から頼んだCDの到着を首を長くして待っていたのを覚えています。
”正しく求めていた世界” に感動しました。
ギター1本とは思えないような音の厚みや音色の数々。
それからどっぷりとソロギターの世界にハマっていくきっかけになった一枚です。
その当時、近所のCD屋さんに行ってもHedgesのCDを置いているところはありませんでした。
偶然にも学校の美術の先生が持っているというということで、
「太陽風」(中川イサト)と交換で貸してもらったのが初めてこのアルバムを聴いた時でした。
ソロギターと言えば座っておとなしく弾いているギター演奏しか知らなかったので
Hedgesのロックスピリッツ溢れる自由なライヴパフォーマンスにさらに衝撃を受けました。
購入しては人にプレゼントし、家に来る人が入ればプレゼントし、など最もしているアルバムのひとつです。
1曲目から最後まで順番に聴いていると物語を感じます。
聴き手の想像を広げてくれます。
インストである以上、歌えない音楽であってもいいはずです。
表現するにあたって制限はありません。
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