これは、ギタリストの下山亮平さんに送って頂いた原稿です。 アルバムのジャケットはこちらで用意させて頂きました。

 

私の好きな3枚のアルバム 

 

プー横丁30周年おめでとうございます!僕が生まれたよりも前からずっと続いてるって、本当に凄いことだと思います。やっぱり、本当にいいものはずっと続くんだなって思います。
僕も、いつまでも残るようないい音楽を作れたらいいななんて思います。
自分の好きなアルバムを3枚だけ選ぶというのは、いざ考えてみると本当に難しいですね。
考えれば考えるほど泥沼に填ってしまうので、ぱっと決めました。

 

・Van Morrison / Astral Weeks
 このアルバムは、シンガーソングライター、ヴァン・モリソンの実質的なファースト・アルバムと言えるのではないかと思うのですが、初めてこのアルバムを聴いたときは、頭の中に焼きついて離れませんでした。
これを初めて聴いてからしばらくの年月が経つけれど、これほど鮮明に魅力を放ち続けるアルバムはなかなかないと思います。歌詞を読んでみてもわけのわからない事だらけだし、題名の意味すらわからない。けどなぜか、歌声、ベース、ドラム、ヴァイブなどそれぞれの音ひとつひとつが焼きついていて、無性に聴きたくなる。偶発的にできたものなのか、意図して作ったものなのかはわからないけれど、言葉では説明できない何か普遍的な魅力があるように思います。

 

 

・中川イサト / Dream Catcher
 僕がソロ・ギター・プレイヤーの道を選んだのは、中川イサトさんとの出会いがきっかけだと言えます。
初めてイサトさんのライブを見たときのことは今でも鮮明に覚えています。本当に驚いたというか、衝撃でした。それまである程度はギターを弾いていたけれど、ここで見たものは、これまでのギターという感覚とは根本的に違うというか、それはもう一つの芸術を目の当たりにしているという感じでした。このときに買ったCDがこの「Dream Catcher」でした。だからこのアルバムには特別な思い入れがあります。

・Pierre Bensusan / INTUITE

ピエール・ベンスーザンは、ギターリストという言い方は失礼なんじゃないかと思うくらい素晴らしいアーティストだと思っています。彼の場合、好きなアルバムがたくさんあって正直選べないのですが、はじめてリアルタイムで聴いたアルバムなのでこれにしました。彼の音楽はちょっと難しいめで初めは入りにくいかも知れないけれど、聴いていくと本当に世界に引き込まれます。このアルバムを聴いたときなんて、もし実際に目の前でこんな演奏をされたとしたら、僕は泣いちゃうんじゃないかと思ってしまいました。

 

 

以上3枚のアルバムでした。

プーさんにはいつもお世話になっていて本当に感謝しています。
そしてこれからもよろしくお願いします。   

 

下山亮平

 

 

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