これは、KYON さんに送って頂いた原稿です。 アルバムのジャケットはこちらで用意させて頂きました。

 

 プー横丁、30周年おめでとうございます!

 今年は、最近ステージを共にしている佐野元春や元ちとせ、そしてBoGumbosが所属していたEPICレコーズの25周年イベントがあったり、またひとつの節目を深く感じている今日この頃であります。
プー横丁は、1977年に京都に住みだしてからのお付き合い。しかも80年ころにはアルバイトとして店員の末席を汚させていただきました。とはいっても店内プーさんとほぼ二人でしたが。バイト料は当然レコード代に消えてたなあ。いまでもMKタクシー見ると、郵便局から店まで輸入したレコード入った箱10個以上普通に運んでたん思い出します。Beggar's Breakfastというバンド活動も一緒にやったり、そういえば三田のブルーグラスフェスとかも出ましたね。今でも旨い食べ物やおもろい話を求めては、ちょこちょこ情報交換&旧交温めつつの日々ですが、これからもよろしくお付き合いのほどお願い申し上げまする。この場を借りまして、迷惑かも知れませんが、いつまでもプー横丁の店長でいてください。そして、Bill Monroe/Bluegrassと出会えた事を心から感謝します。

 でもって3枚かあ! これがむずい! でいろいろと考えたのですが、もちろん最近の3枚はころころ変わりますし、我が人生の3枚もあまりにクラシカルやし、僕が京都で過ごした77年から85年でとくに思い入れ深き3枚を選ばさせてください。もちろんすべてプー横丁で入手したものです。

 

 (1) The Byrds / Farther Along  (20AP1984)(KC31050)
 なんといってもまずはこの1枚かな。後期バーズの代表作。
 文句なしの大愛聴盤です。「Bugler」に感動している自分がそうとう好きです。
 このアルバム、心底興奮と感涙に浸れます。いやほんまに。
 クラレンス、スキップ、ロジャー、そしてジーンの4人の顔が並ぶ裏ジャケがまたいいんです。

 (2) Tony Kosinec / Bad Girl Songs (C30277)
 ジャケットがね、ものすごくいいと思ったんです。で聴いたらね、すごく嵌ったんですよ。SSWのなかではエミット・ローズと並び大好きな人です。もちろんほかの2枚もいいけどこの1970年のアルバムは最高傑作です。「’48 Desoto」泣けます。
なぜか同じくA面最後の曲です。

 (3) Godfrey Daniel / take a sad song...(atlantic sd7219)
これはほんま知ってる人に会ったことないです。でもなぜかプー横丁で入手です。ロックやソウルの超有名曲をドゥワップな味付けでやってる正体不明の男(達?)です。いろんな人とセッションとかやるときのアレンジや発想の原点が実はここにあるんです。こういう意外な出会い大好きです。ジャケ買い大事なことなんですよ。

 てなわけでこれからも変わらぬ愛聴盤、京都時代を振り返って3枚選びまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

 

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